4年前に思い切って バーミキュラのライスポット を買いました。
きっかけは、たまたま見ていたYouTubeのキッチンにバーミキュラが映っていたこと。
そこから気になって調べて、「高いけど一生ものかもしれない」といろいろな言い訳をして購入したのを覚えています。
それから4年。
ライスポットでご飯を炊く生活がすっかり日常になり、今では フライパン や EGG & TOAST PAN まで揃えてしまうほどのファンになりました。
この記事では、バーミキュラのライスポットでご飯を炊き続けた4年間の実体験を、メリットもデメリットも含めてレビューします。
購入して最初にご飯を炊いたときの体験
バーミキュラのライスポットで初めてご飯を炊いた日のことは、今でも鮮明に覚えています。
炊きあがって蓋を開けた瞬間、ふわっと立ちのぼる香りが、普段のご飯とはまるで違って感じられました。
一口食べてみると、粒はしっかり立ち、噛むほどに甘みが広がる。さらに、鍋部分だけを取り外してそのままテーブルに置けるのも、食卓をぐっと特別に見せてくれて、思わず「味も見た目も最高だ。買ってよかった」と心から思いました。
実を言うと、私は他の炊飯器と比較検討して選んだわけではありません。
「たまたま気になって、直感で買った」——それが正直なところです。
それでも、最初の一口で違いをはっきりと感じられたことに驚きました。
あの日が、「買ってよかった」と強く実感した瞬間でした。
4年使ってわかったメリット
ご飯の美味しさ
購入を検討していた当時、バーミキュラのライスポットは「目指したのは、世界一おいしいご飯が炊ける炊飯器」というコピーを前面に出していました。
その自信満々なフレーズに正直半信半疑だったのですが、実際に炊きあがったご飯を口にした瞬間に「なるほど、そういうことか」と思いました。
それまで使っていた炊飯器は約10年選手。比べる相手としてはフェアじゃないかもしれませんが、それでも一粒一粒がはっきりと立っていて、噛むたびに甘みが口に広がるのを感じました。
香りも豊かで、炊きたてはもちろん、冷めてもおいしいのが印象的です。翌日の弁当に入れても「まだおいしい」と感じられたのは、これまでの炊飯器にはなかった驚きでした。
「ご飯だけで十分おかずになる」というのは大げさではなく、普段の食卓を少し特別にしてくれる力があると感じます。
なぜ冷めても美味しいのか?
おそらく、バーミキュラの特徴である無水調理ができるほど気密性の高い鍋構造が影響しているのだと思います。炊き上がりの時点でお米の水分がしっかり閉じ込められているから、時間が経ってもパサつきにくく、もちもち感と甘みが長持ちします。
実際に、おにぎりにして持って行ったときも違いを実感しました。
冷めてもふっくらしていて、塩を少し振るだけで十分美味しい。
「ご飯そのものの甘さが際立つから、おにぎりがごちそうになる」と感じられるのは、バーミキュラならではだと思います。
「炊きたてが美味しい」のは当然としても、「冷めても美味しい」ご飯を食べられるのは、日常の満足度を大きく変えてくれる要素だと感じています。
デザインと多用途性の魅力
実は、私がライスポットを気に入っている一番の理由は、そのデザイン性の高さです。
鍋をヒーターで包み込むスタイルは、まるで伝統とテクノロジーが融合したような不思議な存在感があります。
しかも、この鍋は直火やオーブンにも対応。炊飯器としての役割にとどまらず、調理器具として幅広く活躍してくれるのです。
「炊飯器=ご飯だけ」という固定観念を覆す使い方ができるのは、バーミキュラならではだと思います。
そして何より、見た目が美しい。食卓にそのまま置いても映えるので、ホームパーティーなど人が集まる場でも存在感を発揮します。
「色々な料理に使えて、しかもデザインが良い。味も文句なし。」──これが私が4年経っても変わらずライスポットを愛用している理由です。
使って感じたデメリット
4年間使ってきて、正直デメリットはほとんどありません。
それでもあえて挙げるとすれば、3つです。
1つ目は、炊き立てのご飯が「熱々」ではないこと。
もちろん十分に温かいのですが、一般的な炊飯器と比べると少し温度が落ち着いている印象です。私は試したことはありませんが、炊き立てを電子レンジで温め直している方の動画をYouTubeで見たことがあります。
2つ目は、鍋にお米がくっついてしまうこと。
炊きあがったあとにすべての粒をきれいに取り切るのは難しく、どうしても鍋に少し残ってしまいます。
ただ、これは薄いプラスチック製のしゃもじを使えばある程度回避可能。木のしゃもじだと正直厳しいですが、工夫次第でそこまで大きな問題ではありません。
3つ目は、保温機能がないこと。
私はもともと炊きあがったご飯はすぐに小分けして冷凍していたので全く不便に感じていません。
むしろ「冷凍しても美味しいご飯が食べられる」のはライスポットの強みだと思っています。
ただ、保温が必要な大家族や、いつでも炊き立てを食べたい方にはデメリットになるかもしれません。
まとめ
バーミキュラのライスポットは、4年間使ってみても「やっぱり買ってよかった」と思える存在です。
よく「鍋で炊くのは手間がかかる」と言われますが、実際はそんなことはなく、鍋しかないからこそ丸ごと洗えてシンプル。
操作もボタンひとつなので、むしろ気楽に続けられます。
炊きたてを食べても、翌日おにぎりにしても、どこか特別なごちそうのように感じられる。
気づけば、私の台所に欠かせない相棒になっていました。
ライスポットで醤油麹を作ったレビューも書いています → 4年間使ったレビュー記事はこちら
もっと詳しい仕様やモデルについては、バーミキュラ公式サイトでも確認できます。
